暦と暦注


暦(こよみ)

暦の歴史とは

旧暦と新暦とは



暦注(れきちゅう)

暦注とは



暦注の種類

暦注の種類とは


 
  暦(こよみ、れき)とは

 暦とは、太陽や月の動きを基にして、月・日・曜日及び行事などを一覧にしたものです。
 西洋のカレンダーとは内容が異なります。


 暦の歴史とは
   紀元前に行われていた暦は、月の満ち欠けの繰り返しで成り立つ「太陰暦(たいいんれき)」でした。
 その後、太陽の動きも参考にして「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)」が作られました。日本では「太陰暦」といえば「太陰太陽暦」です。
 さらに古代では、天体観測をして閏月(うるうづき)の決め方にいろいろな意見があり、古代ローマでは閏月を挿入した「太陽暦(たいようれき)」が用いられるようになって、現在のグレゴリオ暦に至っています。

しかし、中国大陸では「太陰太陽暦」がそのまま使われ続け閏月を暦に入れる方法は独自に検討されました。
 日本には飛鳥時代(6世紀頃)に中国から太陰太陽暦(たいいんたいようれ)である元嘉暦(げんかれき)が導入されました。
 その後、1872年(明治6年)に西洋の暦(太陽暦・グレゴリオ暦)を使うために最後の旧暦である天保暦まで天体の観測方法の改良で9種類の暦を代えながら改暦が行われました。


 旧暦と新暦とは
   暦の種類としては、明治5年まで使われていた天保暦を旧暦と言い、1872年(明治6年)に改暦されたグレゴリオ暦を新暦と言います。
 しかし、現在では政府発行の官暦から吉凶判断に関する暦注(れきちゅう)が迷信として削除され、明治43年からは月齢に変えられ旧暦は官暦から姿を消して新暦(グレゴリオ暦)のみとなりました。(国立天文台ー暦Wikiー歴史より)
 ただし、旧暦は今なお民間で根強い人気があるため、現在でも民間が発行する暦には記載されています。

 暦の発行
   暦の発行は、明治の改暦から昭和20年(終戦)までは、本暦、略本暦を政府が発行していましたが、現在は伊勢神宮(神宮暦)、都道府県の各神社(神社暦)及び民間の暦会社(民間暦)がそれぞれに発行、販売しています。

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